2006年珍道中日記10

<ホテル>
部屋に戻り、買ってきたご馳走を広げた。ドレッシングがとても安く美味しかったので明日もレタスを買ってこよう。イチゴのピンクのケーキを一切れだけ怖い物見たさで買ってきたが、見た目どおりピンクの味だった。もう二度とオランダのケーキは買わないだろう。トマトのカップスープが美味しくて妹がハフハフ飲んだら口の中を火傷してヒーヒー言っている。身体が冷えていたから早く暖めたくて飲んだのは解るけど、その後のパンが食べられなくなってしまうのではアホだ。美味しいパテだったのに。

部屋のヒーターがすぐには効かず寒い。疲れと満腹のせいでうたた寝をしたら身体が冷え切ってしまった。
妹はお風呂に入っている様だった。と、悲鳴が聞こえてきた。別にいつもの事で私は飛び起きたりしない。悲鳴の訳は、シャワーの根元から水が勢いよく噴き出したからだった。水も茶色!その事を叫んでいたのだった。
待てよ・・・、ということは、その水でコーヒーとトマトスープを作って飲じまったじゃないの!げげげ。
妹が怒ってフロントに電話し、部屋を変えてもらうことにした。(英語を使う時は妹の出番。)茶色の水はシャワーのせいではないので、これから3日間この色と付き合うことになるだろう。明日はミネラルウォーターを沢山買ってこなければ。
レーワルデンの水が飲めないことは旅行代理店から聞いてなかった。疲れていると怒りの矛先は人に向けられる。旅行代理店は日々悪者へと変わっていくのであった。

AM.3:13
今日は夜更かししてしまった。細いベッドで寝よう。何で大柄の人種の国なのにベッドが細いのか??60センチ幅くらいしかない。ホテルだから?と思っていたらテレビで同じサイズのベッドをゲストに用意している家族の様子を見た。この国の習慣らしい。妹が「手がサイドに落ちちゃうわ!」とブツブツ言いながらコロリと寝た。

2006年珍道中日記9

雨が降っているのに、みんな自転車に乗り、歩いている人も顔色一つ変えずに傘をささずに歩いている。傘をさしているのは私達だけで、すぐに観光客とわかりそうで閉じたりしたけど、やはり濡れるのは耐えられなかった。
「お登りさんで何が悪い?!」と開き直って、ピンクとブルーの傘をさして、お登りさんでこの街を楽しもうと決めた。

フリースミュージアムまで15~20分・・やっと見つけた!道路のそこここに道案内は出ているが方向音痴ゆえに少し迷った。受付のおばさんが、ロッカーを使ってと言った。そんなに私たちの荷物が重そうに見えたのか?と思ったら、拝観するのに手荷物は厳禁だった。あと30分しかないので急いで観て回った。
ヒンデローペンの古い作品や、村の文化の部屋があり、感激!!!本で目にしていた物だったけど、実物は温もりがあって素朴でそれらを確認できたので良かった。
生徒さんへ送る葉書を館内で20枚買い外へ出た。葉書€0.8(0.8ユーロ  €1=当時160円)入館料は高いが、葉書は安い。
街は色々な専門店があって楽しい。街並みを揃えているようで小さな店がきれいに整列している。夕食の調達はスーパーマーケットを探し、飲料とハムとパン、ケーキ、カットレタスとドレッシングなどを購入した。
今回の旅行は貧乏旅行なので朝食のみホテルで取り、それ以外の外食はしない。私達は美食家ではないので外食しないことを別段悲しくも感じなかったし、スーパーで食べたい物を買うことが楽しかった。
オランダはハムが安く€1.25(¥200程度)で高級生ハムが買える。種類も沢山あり楽しい。チーズは安いとは言えないけれど高級なものは日本では3~4倍するので話の種に色々食べてみる価値がある。白ヤギのチーズだけは安く庶民のチーズらしいが臭い。パテは安くて美味しい!全部買って行きたい衝動を抑えつつ店を出た。
広場のカメラ屋の1日プリントで写真を出した。明日はヒンデローペンに行くので取りに来れないから翌日に取りに来ると言ったら、日曜日は休業だと言われ、月曜日は次の街へ移動だが午前中に取りにくることに決めた。これが後になってわざわいすることを知らず・・・。

横浜京急トールペイントイン横浜

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