2006年オランダ珍道中日記11

3月25日 土曜日(3日目)憧れのヒンデローペンへ

憧れのヒンデローペンに行くのに、雨の予報を知らせている。8:00現在、曇っているがまだ降ってはいない。
昨晩シャワー事件で夜更かししたので、今朝はゆっくり8:00に起きた。細いベットの寝心地は良かった。重いトランクを引きずって歩いたので身体じゅうが痛い!!バキバキだ。

11:22 ヒンデローペン行きの電車に乗る。1車輌の田舎行きのトレインだ。そこまでいくつの駅が在るのか解らず隣に座ったお姉さんに尋ねたら、自分が行く2個先の駅は知っているけど、その次からは知らないと言う。オランダ人は呑気だ。でも、そのお姉さんが他の乗客たちに聞いて歩いてくれた♪親切にありがとう!6駅目らしい。少しはしると車窓から風車が見えた!憧れの風車と初対面!太っ!思っていたより太い!
停車駅を確認できたのでほっと一息。これからアポを取って会いに行くマイネ・フィッサーへの挨拶を考えておこう。

ヒンデローペン駅下車。。。。!!!!!!
何も無い!!!!草原のど真ん中の!!無人駅だ!!!
ホテルのコンシェルジュにタクシーが拾えると言われたが、人なんて居ない!家も無い!見渡してもヒンデローペンンのヒも感じられない。居るのは駅の周り360度に広がる草原に数千羽のガンス(ガチョウ)だけ!!
旅行代理店もタクシーに乗ればいいと言った!!!そんなもん何処に居るのさ~??!!この時ついに代理店への信頼は地に落ちた。と、その時、小学校6年生くらいの女の子が自転車を電車から降ろし、私達の脇を走り去ろうとしていた。唯一の人間!待って!!!ヒンデローペンの方向を教えてもらうのはこの子しかいない。捕まえなければ!‘わらをもすがる’とはまさにこのことだ。ヒンデローペンはどこ?と英語で聞いてもキョトンとしている。マイネ・フィッサーのアトリエの写真をみせたら首をかしげて遥か彼方を「あっち」と指差した。オランダ語だから言葉は解らないが、指差したほうがそうだろう!こんな所で方向を間違ったら大変なことになる。その答えだけでもありがたかった。しかし、あっちの方向・・・3キロは家が無く遥か彼方に小さな家かもしれないような粒が見える程度だ。マイネ・フィッサーとの約束の時間まで1時間しか無い。果たして間に合うのか?!フィッサーのアトリエがどこにあるのかも解らないのだから。