2006年オランダ旅行(珍道中日記)

この旅は、2005年秋「そろそろオランダに行って本物の風車をみてきたらどうだ?
の主人の一言で始まった。
私は10数年オランダの絵ばかり描いてきたのに、一度もオランダに行ったことが無かっ
た。なぜだか解らないが行きたいと思った事も無かった。                     
だけど、主人の一言で??????!!!!!「風車見たい!」と火が付いた。
しかし、日々の忙しさで実感が沸かずモタモタしていたら、見るに見兼ねて主人が旅行代
理店の知り合いを連れて来て、フリー旅行のプランニングが始まったのである。
 
 私は風景写真を沢山撮りたかったので、ツアーで行く事は全く考えていなかったのだけど、オランダ語が解らないのに果たして自由旅行が出来るのか、本当のところ凄く不安だった。英語が少しは通じるらしいが、私の行きたい古びた土地は殆ど通じないらしい。でも、写真に詳しく、英語がそこそこできる双子の妹(勝呂正子)と一緒なら何とかなるだろうと不安を閉じ込めた。
 旅行希望プランは、ヒンデローペン村と、風車の連立するキンデルダイク、デルフト、ライデン、ハーグ、ベルギーのブルージュにゆっくり滞在し、写真を撮りまくりたい!というものだったのだが、ヒンデローペンに行くとなると大回りになり、11日間では3箇所が限界だとのこと。土地勘が全くない私(地理が苦手で方向音痴だ)は、めちゃくちゃを言うわがままな客らしかった・・・苦笑。そして、ヒンデローペンに関する情報が全く無く、代理店の知り合いを悩ませた。日本からヒンデローペンに行く人は殆どいないらしい。(サンーケイツアーだけ)
そんなこんなで、3月23日出発、アムステルダム1泊→レーワルデン3泊(ヒンデローペン近くの街)→ロッテルダム3泊(キンデルダイク近く)→ベルギー(ブルージュ)2泊  というプランになった。¥220,000也。

 旅行代理店の知り合いが用意してくれたのは、飛行機チケットと、三ツ星ホテルの予約と、移動のための鉄道地図と時刻表。市販の旅行ガイド。だけ・・・。自分で移動の度に電車の切符を買うらしい。右も左も解らない国で、言葉も通じないのに本当に大丈夫なの?電車を乗り間違えたらどうなるの?!代理店の知り合いは「大体の場所で英語が通じますし、英語表記も並列されているので大丈夫ですよ~。」の言葉を信じ、もちまえの男らしい?度胸で不安を断ち切った。が、これは後になって大嘘だったことが初日から判明し、「英語なんて通じないじゃん!!!!」と怒りのあまり大声でアムステルダムの駅で叫ぶ事になったのだった。
主人だけは私の超方向音痴を知っているので、黙々と旅行ルートの駅名に印をつけ、注意事項を書き込んだ表を作り始めた。締め切りに追われていてプランが立ったら旅行の事が頭から離れていた私は、「なんて熱心に準備してくれるんだろう~」とその姿をのんきに見ていたのだった。後になって大変な事になるとは知らずに・・・。  次回に続く



コメントを投稿




ログイン情報を記憶しますか?

(スタイル用のHTMLタグが使えます)