2006年珍道中日記4

アムステルダム駅前からタクシーに乗るように言われていた私達は、タクシー乗り場を探し、重い荷物をガラガラと押して進む。ガラガラというは、路面が悪いからなのだ。石畳のなごりか?道路はかなりガタガタ。その隙間に妹のトランク                          の小さなキャスターがはまり、思うようにすすまない。一歩進んで、またはまり・・・。でも、駅前に憧れの家並みが広がり、古き良き時代の建築物は中世のたたずまいで私達を出迎えてくれたので、ホームの糞の臭いの事は、もうこの時には嬉しさで打ち消され、ハートマークが私達の目の中に浮かんでいた。
やっとの事でタクシー乗り場までたどり着いたのに、タクシーには乗せてもらえなかった。
ホテルはすぐそこだったからだ。歩いて2~3分らしい。
あれが「ベルビューホテ~~ル!すぐそこ~~」と南米系の運転手が陽気に指差してくれたので、そっちの方向に行けばすぐに解ると思って行ってみたけど、どれもこれも同じ形の建物で特徴が無いから、少し迷ってしまった。ご覧の様に、建物の正面に行かなければ解らないのである。
それに三ツ星ホテルと聞いていたので、まさかこんなに小さなホテルだとは思っていなかった事が迷いの一番の原因だった。(^^;
ガタガタ道をトランクを押して歩くのは大変だったが、乗せてくれないのなら仕方ない。ホテルまでの道をワクワクの気持ちと、くそ!重い!またはまった!の気持ちが交錯したが、そんなに気分は悪くは無かった。これがベルビューホテル?レストラン?と思うような小さなビジネスホテルだった。どこが三ツ星なのか解らない。でも、小さくてもきちんとしているのだろう。
代理店の知り合いが、「オランダはホテルの設備が悪いし、いい加減だから、絶対三ツ星以上のホテルに泊まらなければ、野宿になることもあるんだよ。」と言っていたから。
 <夕暮れの街> このホテル、中世様式の入り口の構えと違い、中はユーロモダンだった。だが、私達の部屋は地下一階で、部屋に入ると景色は望めず、モグラになった気分だった。
もう日が暮れてきた。荷物を簡単にかたずけて、急いでアムステルダムの街へ繰り出した。アムスには1泊しかしないので、この街をしっかり堪能しておきたかったからだ。
夕暮れが迫り、街は素敵な表情を見せている。
ガイドブックに載っている、よく見る水路のある街並みだけど
新鮮に見えた。何気ない看板や街頭がお洒落。1日しか滞在で
きないアムステルダム。疲れていたけど写真を撮り歩き、部屋
で食べる夕食を買い求めて2時間ほど散策した。
日が落ちると寒い。日本の2月ぐらいの気候だろう。
色々あったけど、アムステルダムを満喫する事ができ、満足な
一日だった。明日も早起きして、朝の街の表情を見てみよう!
次号へ続く・・・。



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